戸隠神社(とがくしじんじゃ)は、岐阜県郡上市和良町(旧郡上郡和良村)にある神社である。社格は旧郷社。天岩戸に関する伝承がある。
例祭は「九頭宮祭」「九頭祭」とも呼ばれる。安土桃山時代から江戸時代初期の頃の旱魃のさい、九頭大明神(当神社)で天の岩戸開きを再現したのが始まりという。山車、獅子舞、馬追い神事の他、境内の農村歌舞伎舞台で大神楽舞、伊勢神楽などが奉納される。
境内にある奇岩「重ね岩」は、上下2個の大岩が僅かな接点で重なったものであり、上の岩は片手でも動かすことができるという。言い伝えによると、天照大神が隠れた高天原の天岩戸を手力雄命が開いたさい、飛び散った岩戸のかけらであるという。郡上市指定史跡名勝天然記念物。
参道にある杉の大木「戸隠神社一本杉」は樹高約33m、幹回り約6.5m、樹齢約1000年と推測される。岐阜県指定天然記念物。
岐阜県郡上市和良町宮地