陽明山(ようめいさん)は台湾台北市郊外に位置する山。陽明山国家公園に含まれ、現在は風景区・温泉として観光開発が進められている。旧称は草山と称されたが、1950年に当時の中華民国総統、蒋介石により現在の名称に改名された。なお「陽明」という名は明代の学者、王陽明にちなんでいる。
陽明山は大屯山や七星山など複数の火山から形成される地域で、噴火口やカルデラなどの奇観を目にする事ができる。北投から金山にかけてのラインには断層が走り、そこから数多くの温泉が沸いている。標高の高い箇所では、亜熱帯に属しながらも冬季になるとごくまれに積雪が観測される事もある。陽明山が雪化粧した姿を「屯山積雪」と称し淡北八景の一つとされている。
陽明山中腹は台湾別荘地として開発され、また週末には夜景を楽しむ観光客でにぎわっている。
二子坪にある菜公坑山歩道に、反經石と呼ばれるコンパスの狂う石があり、パワースポットと言われている。
火山の爆発でできた堰き止め湖の水が無くなり湿地帯となった竹子湖も、季節により一面に咲く海芋の花を楽しめる。
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