蓮池潭(れんちたん、リャンチータン、リエンツータン)は、台湾の高雄市左営区にある人造湖。
龍虎塔は蓮池潭の最南端にあり、1976年に建てられた龍と虎が大きな口を開けて待っている塔。龍と虎の塔はどちらも7層建てとなっており、仏家の七級浮屠を表している。牙をむき出しに、大きく口を開けた龍と虎の中はそれぞれ空洞となって通る事ができる。龍の口から入り、虎の口から出てくることにより、自分のこれまでの悪戯が清められ、災いも消えて無くなっているという。
龍塔には、中国での孝行の模範とされている二十四孝子や、罪人が死後地獄へ行き十人の閻魔王から受ける審判と罰刑の図が描かれており、また、虎塔には、十二賢人や、天国の極楽生活を代表する玉皇大帝の三十六宮将図が描かれている
春秋閣は龍虎塔の少し北に位置し、春閣・秋閣の同じ大きさの二つの塔からなる。1953年、武聖、関羽を祭って建てられた。春閣と秋閣の間には、騎龍観音像があり、観音菩薩が雲の間から龍に乗って現れ、信者にその姿の像を現在の位置に立てるよう命じたという伝説があるという。
春秋閣の奥の方にある長い橋を進んでいくと、1978年に建てられた三層建て中国式東屋の「五里亭」がある。
龍虎塔の正面にある寺院・慈清宮は、「保生大帝(ホセイタイテイ)」という医術の神様を祀っている。元々福建省で医者をしていた姓を呉、名を本という人が亡くなられたあと、神として祀られたという。
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