アゴラとは、広場を指すギリシア語である。ポリス市民の市場、フォルムとして機能した。
アテナイのアゴラは、アテナイの中央北西部に位置する、周囲に様々な公共施設が配置された広場・市場であり、市民交流の場でもあった。
民会(エクレシア)も、後にプニュクスに移されるまでは、ここで開かれた。
ソクラテスもここで度々問答を交わし、ストア派もこのアゴラ北面の「ストア・ポイキレ」(彩色柱廊)を拠点としたことから、その名が付いた。
20世紀まで埋もれていた遺跡の発掘が1931年からはじまり、現在も発掘・復旧作業が進められている。
ギリシャ