仁王寺(インワンサ、인왕사)はソウル市内の中心部にある仁王山の中腹にある寺院。良縁と子宝のパワースポットとして韓国で人気がある。仁王山(イナンサン、인왕산)は、高さ338.2m。奇岩怪石が多く、鄭敾による山水画である『仁王霽色圖』でも知られる。
朝鮮建国の王である太祖李成桂(イ・ソンゲ)が護国のために1918年に建立した。
仁王寺大雄殿の上側には「禅岩(ソンバウィ)」という不思議な岩がある。高さ8mほどの大きな二つの岩で、形が袈裟を着た僧侶のような形に見えることから「禅岩」と呼ばれている。また、ここに祈ると子宝を授かるといわれることから「祈子巌(キザアン)」とも呼ばれる。
禅岩の下には「国師堂(ククサダン)」と呼ばれる祈祷が行われるお堂がある。朝鮮時代に国が祭祀を行っていたお堂で、元々は現在の南山にあったが1925年に現在の位置に移転した。お堂の中には、十点以上の巫神図が掛けられている。
国師堂の裏には、無学大使または太祖夫婦の姿だとう伝説の岩がある。
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