諭鶴羽神社は兵庫県の淡路島南部にある諭鶴羽山(ゆづるはさん)にある神社。諭鶴羽山は淡路島の最高峰である。山頂の南側約400mに鎮座する。
創建が開化天皇の治世と伝えられる古社である。祭神は伊弉冉尊・速玉男命・事解男命。三角点のある山頂は諭鶴羽神社の御旅所で、毎年4月第2土曜日に行われる春の例大祭には神輿が上がる。
自然崇拝、山岳信仰に始まり平安時代に修験道が盛んになるにつれ、この山も前期の山々と共に神仏習合体としておおいに繁盛、山上一帯に二十八宇の大伽藍を建て、熊野権現と並んで修験の霊場として栄え、熊野権現奥之院また熊野元宮とも称えられた。その、ご神威は京の貴族社会にまで知られていた。
社叢林の「アカガシ群落」は兵庫県指定天然記念物。境内にある「親子杉」は兵庫県の巨樹巨木に選定されている。
兵庫県南あわじ市灘惣川