六甲比命大善神社(ろっこうひめだいぜんじんじゃ)は、兵庫県神戸市灘区六甲山町にある神社。御祭神は六甲比命大善神。
六甲山頂尾根付近に位置し、近くには六甲山カンツリーハウス敷地内に天穂日命の磐座もある。仰臥岩、雲が岩、心経岩の中間地点に位置する壮大な磐座が御神体。瀬織津姫の墓と呼ばれている巨石である。
雲ヶ岩は、もとは紫雲賀岩と呼ばれており、法道仙人がこの地で修行中、紫雲に乗った毘沙門天が、この岩の上にあらわれたと伝えられる。心経岩は法道仙人の時代に般若心経が彫られたいるが、もともとの岩が長い年月で流失、現在のものは大正5年に再建された。
7世紀にインドから渡来した法道仙人が創建した神戸市北区唐櫃の吉祥院多聞寺の奥の院となっている。役行者の縁者、四鬼家が奈良の天川村の洞川より唐櫃に移住して、西六甲の山を管理していた。現在は六甲比命講によって管理され、秋には護摩供養が催されている。
兵庫県神戸市灘区六甲山町