裂石(さけいし)は山梨県甲州市塩山上小田原にある巨石。萩原口留番所跡のそばにある。
高さ4m、幅8mぐらいの巨石が真っ二つに割れている。
伝説によれば、その昔、745年6月17日に当地で修行していた行基が、大菩薩山一帯の空に霊雲たなびき大地が震動し、山中にあった巨石が真二つに裂け、その割れ目から萩の大樹が生え石上に十一面観音が出現した。それを目の当たりにした行基は、崇高な心で萩の樹を切り取り尊像へと彫刻し、草庵に奉祀し裂石山雲峰寺と名付けた。
小さなお社があり、猿田彦尊と行基菩薩が祀られている。
山梨県甲州市塩山上小田原