ミルフォード・サウンド(Milford Sound)はニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルド。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオリ語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。
ミルフォード・サウンドはタスマン海から15キロ内陸まで続いており、1200メートル以上の断崖絶壁に囲まれている。鬱蒼と茂った多雨林がその絶壁に生えている一方で、そのしたの海中にはアザラシ、ペンギン、イルカなどが頻繁に出現し、稀にではあるがクジラの目撃もある。
ニュージーランドの原住民であるマオリの伝説では、トゥ・テ・ラキ・ファノアという神様が呪文を唱えながら魔法の石斧で作り出したと云われている。
ミルフォード・サウンドには多くの滝が見られるが、中でも「スターリン滝(スターリンフォール)」は、落差155mと大きく水量も多い迫力のある滝である。
「スターリン滝」の水しぶきを体に浴びると、10歳若返るというジンクスが伝えられている。
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