櫻井大神宮は福岡県糸島市の神社。御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大御神(とようけのおおみかみ)。
櫻井神社御祭神の神託を受けた黒田忠之が、櫻井神社創建前の寛永二年(1625)、岩戸神窟の西南の地、光寿山(こうじゅさん)へ神明造り茅葺の社殿を造営。伊勢神宮の祀官より、伊勢神宮の内宮・外宮の両宮の分霊を奉じさせ祀ったことが創祀である。
内宮・外宮を合祀した本殿の千木は、向かって右が水平切りで内宮(天照大御神)を現し、向かって左が垂直切りで外宮(豊受大御神)を現している。
伊勢神宮の遷宮に倣い、宮地を2か所に定め、20年ごとに式年遷宮を執り行っていたが、第13回目にして止まり、現在の社殿は慶応二年(1866)のものである。
福岡県糸島市志摩桜井4222