ポー・ナガール(Po Nagar)はベトナム南部、カインホア省ニャチャン(ナトラン、ナトラング、Nha Trang)にあるチャンパ王国時代の遺跡。寺院であり、現在でも参拝に来る人が絶えない。チャム族の神ポーナガールを祀っている。
現存するチャンパ遺跡のなかでは最も古く、建築は8~9世紀ごろと推測される。現在は5つの祠堂しか残っていないが、アンコールワットなどに代表される、繊細なチャンパ建築を見ることができる。祠堂の外壁には、守り神であるナーガ(蛇神)などが彫られており、興味深い。また主祠堂には10本の手を持つポーナガール神が線香の煙の満ちるなか、安置されている。
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