白鳥神社(しろとりじんじゃ)は、香川県東かがわ市に鎮座する神社である。
能褒野(三重県亀山市)で戦死し葬られたのち、白鳥となって飛び去った日本武尊の霊が舞い降りた、という伝説が残る。当地に降りた白鳥は間もなく死んだため、日本武尊の子である武鼓王が廟を建て手厚く葬ったという。白鳥神社はこの時に始まるとされている。
寛文4年(1664年)に高松藩初代藩主・松平頼重が朱印地200石を当社へ寄進して再興、以後は天領となった。明治5年(1872年)に県社に列格される。
境内には「日本一低い山」を謳う標高3.6mの「御山(みやま)」がある。
また白鳥神社の松原は日本の白砂青松100選に選定されている。松原には目通り7.6m、樹高30m、枝張り30mの楠があり、白鳥となった日本武尊の霊が舞い降りたとされる。香川の保存木として指定されており、また2001年には環境省のかおり風景100選に選出されている。
香川県東かがわ市松原69