竜返しの滝(すずが滝)は長野県北佐久郡軽井沢町の滝。
昔は数段に落下する大きな滝があったらしい。滝はおのおの円形の滝壺を持ち、爆水が渦巻いて、数珠玉を連ねたところから数珠ヶ滝と呼ばれる。
明治の中頃、一人の漁師が投網を背に岸辺を岩伝いの上流へ越そうとして、大蛇を発見した。大蛇が一本の細い朽ちおちた木を頼りに反対側に渡ろうとしたところ、木が大蛇の重みで折れた。大蛇は流れに落ち、死にものぐるいでもがいたが、急流にのまれ姿を消したという。後にこの滝を竜返しの滝と呼ばれた伝説である。
長野県北佐久郡軽井沢町長倉