アイオナ島(Iona)は、スコットランド、インナー・ヘブリディーズ諸島に属する、幅1.6km、長さ5.6kmの小島である。
563年、郷里のアイルランドを逐われた聖コルンバは、12人の同士とともに修道院を創設した。彼らはここを拠点に、スコットランドやイングランド北部の異教徒をキリスト教に改宗していった。学びの場として、あるいはキリスト教布教の拠点としてアイオナの名声はヨーロッパ中に広がってゆき、主要な巡礼地となっていった。アイオナ島は、スコットランド、アイルランドあるいはノルウェーの王が埋葬される聖なる島となった。
アイオナ修道院は、スコットランドの西部島嶼に、最も丁寧に最高の保存状態で中世から遺された宗教建築であり、修道院の正面には、イギリスの島で最も保存状態の良いケルト十字である、9世紀の聖マーティンの十字架と8世紀の聖ジョーンズの十字架のレプリカ(オリジナルの破片は修道院博物館に収められている)が立っている。
島の高台には永遠の若さの泉(the Well of Eternal Youth)と呼ばれる小さな池があり、パワースポットと言われている。
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