目黒雅叙園(めぐろがじょえん)とは、東京都目黒区にある、結婚式場・ホテル・レストランなどの複合施設である。
石川県出身の創業者・細川力蔵が、1928年(昭和3年)に東京・芝浦にある自邸を改築し、純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を経営していたが、東京府荏原郡目黒町大字下目黒字坂下耕地一帯および岩永省一邸として記録された建造物を入手し、増改築を進めて1931年(昭和6年)に目黒に「目黒雅叙園」と名付けた料亭を開業した。これは、日本国内最初の総合結婚式場でもあった。
宮崎駿監督のアニメーション「千と千尋の神隠し」中に登場する、湯屋の従業員宿舎のモデルとなったことでも有名。
園内の「パンドラ」というカフェラウンジから見える人工滝に、光の柱のエネルギーが見えるという。
昔この辺りには明王院というお寺があり、西運という僧がいたと言われる。西運は、井原西鶴の好色五人女の題材として取り上げられたことで有名な八百屋お七が想いを寄せた人物である。お七は放火の罪で処刑されたが、西運は浅草の観音堂で27年の長きに渡りお七の供養をしたという。最後はお七が西運の夢枕に立ち成仏できたと礼を述べたという。
目黒雅叙園の入口付近に西運上人が水垢離をとったといわれる井戸がある。
「招きの大門」がパワースポットだという。
東京都目黒区下目黒1丁目8番1号