岩殿山は山梨県大月市賑岡町にある山。634m。
相模川水系の桂川と葛野川とが合流する地点の西側に位置する。頂上の南側直下は鏡岩と呼ばれる礫岩が露出した約150メートルの高さの崖で、狭い平坦地を挟んで、さらに急角度で桂川まで落ち込んでいる。
山頂付近の展望台からは柱川を隔て、富土山や三ツ峠山を望むことができる。4月上旬頃は桜が咲き、富士山の秀麗さと良く合う。
その昔、天台宗の円通寺が開創され修験場として栄え、戦国時代には小山田氏の居城として岩殿山城が築かれた。東国の城郭の中でも屈指の堅固さを持っていたことで知られた。山梨県指定史跡。
山梨県大月市賑岡町強瀬