八剱八幡神社(やつるぎはちまんじんじゃ)は、千葉県木更津市にある神社(八幡神社)。旧社格は郷社。御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)、足仲彦命(たらしなかつひこのみこと)、素盞鳴命(すさのおのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)。
日本武尊が東国征伐した際、走水から船で上総(現在の千葉県)に渡ろうとした折に海上で嵐に襲われ、日本武尊の妻である弟橘姫(おとたちばなのひめ)が海に身を投じることで嵐を静めた。これにより一行は無事に上総に渡る事ができたが、日本武尊はこの地に暫らく留まり弟橘姫のことを想い「君さらず 袖しが浦に立つ波の その面影をみるぞ悲しき」の歌を詠んだ。この歌の一節「君さらず」が転じて「木更津」という地名となったと伝えられている。
社殿は、源頼朝が鎌倉幕府を開府したおりに寄進された、といわれており、源頼朝「お手植えの蘇鉄(そてつ)」がある。
千葉県木更津市富士見1丁目6-15