鎧崎は三重県鳥羽市鳥羽市にある太平洋に突出した岬。海女の活躍の場。倭姫命が天照大神の鎮座の地を求めて立ち寄り、この岬で鎧をはずしたことから「鎧崎」と命名されたと言われている。
神宮へ奉納する熨斗あわびを作る伊勢神宮調進所がある。7月の御潜神事では実演を見ることができる。
国崎は伊勢神宮の贄所として、毎年6月・10月・12月の3回に分けて供進される。2千年近く続けられて来た神事である。この熨斗アワビが御師によって全国に配布され、縁起物として祝儀に必ず使われるようになった。市の無形民俗文化財に指定されている。
倭姫の命(やまとひめのみこと)が国崎を訪れた祭に『おべん』と言う海女から鰒を差し出された。そのあまりの美味しさに感動し、それ以来、伊勢神宮に献上するように命じられたのが始まりとされている。
三重県鳥羽市国崎町