チェスター大聖堂は、イギリスのイングランド北西部、ウェールズとの境に近いチェスターにある大聖堂。
チェスターは、ローマ軍が要塞を築いて以来2000年の歴史を持つ。10世紀ごろ、サクソン人により聖ウェルバーに捧げたベネディクト派修道院として設立されたのが最初で、その後、ノルマン人により、1250年ごろから現在残っているゴシック様式の建物がつくられた。この修道院は1540年ごろに完成したが、その直後の宗教改革により修道院は解散、チェスター主教区の大聖堂として存続することになった。建物は増改築を繰り返したこともあり、ノルマン様式からネオゴシック様式まで、さまざまな建築様式が混在したものになっている。
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