飛木稲荷神社は東京都墨田区押上の神社。御祭神は宇迦神霊命(うかのみたまのみこと)。古来「請地の七竈」といわれ、明治2年の「神社明細帳」では応仁2年(1468)の創建とされてる。
暴風雨の際にイチョウの枝が飛んできてこの地に刺さり、いつの間にか亭々とそびえたという言い伝えから、飛木稲荷神社と命名されてる。この飛木稲荷の大イチョウは目通り約4.8メートル、樹齢500-600年と言われ、墨田区一の大木であり、「社前に銀杏の大樹四囲許なるものあり」と伝えている。戦災により黒焦げとなったが、再び繁茂して悠久の生命を伝えている。
東京都墨田区押上2-39-6