阿弥陀寺は長野県諏訪市上諏訪にある寺院。秋の紅葉で知られ、「風流山の寺」としても有名である。
文禄4年(1595)、上諏訪の郷人である河西浄西という念仏行者が岩窟に十一面観音を祀って念仏不断の道場とし、その4年後に尾張の弾誓(たんぜい)上人が、諸国行脚の折ここを訪れ5年間滞在、開山上人となった。その後高名な念仏行者がここに住し、唐沢山の阿弥陀寺の名を近県に広げ、多くの念仏行者が来山するようになった。
本堂裏手の坂上には十一面観音を祀った岩野堂があり、ここは信濃国33番目の24番、伊那諏訪88ヶ所の21番札所になっている。またこのお堂には、「子宝授かり地蔵」も祀られ、多くの参拝者がある。
長野県諏訪市上諏訪