長崎八坂神社は、長崎県長崎市にある神社。御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、八幡大神(やはたのおおかみ)、大山咋大神(おおやまくいのおおかみ)。
長崎市今篭町に樹齢数百年を数える老木があり、此の樹蔭に小石祠を設けて「天王社」と称し、里民の崇敬を集めたことに始まるという。寛永三年(1626年)、京都祇園社の御神霊をその天王社に合祀し、祇園宮延寿院と称した。ながく祇園社と呼ばれていたが、明治元年(1868年)、明治維新の神仏分離に伴って、時の九州鎭撫総督澤宣嘉卿により八坂神社と命名された。
境内にある櫻姫美人稲荷には、出産に苦しむ狐を看病した夫婦の夢枕に、美しい姿の姫が現れ礼を述べたという言い伝えがある。名前にあやかり、美人のパワースポットとして人気を呼んでいる。
長崎県長崎市鍛冶屋町8-53