荒砂神社(あらすなじんじゃ)は、鳥取県岩美郡岩美町の神社。御祭神は大物主命。江戸期には「大神社荒砂大明神」と称していた。
創祀は7世紀後半の白鳳期。大同元年(806)8月、蒲生川氾濫で流失するが、同11月に現在地に建立鎮座した。元亀3年(1572)には、山中鹿之助が戦勝祈願に参拝している。
現在の本殿は文化10年(1813)に再建されたもので、左甚五郎の高弟小倉円三郎の手になる五段の龍彫刻は実に見事である。
五穀成就・海上安全・豊漁の神として信仰されている。
また、向島には恵美須神社(事代主神・豊玉姫命等)が祀られ、特に漁師の人々の崇敬者が多い。
鳥取県岩美郡岩美町浦富