パムッカレはトルコ西部・デニズリ県にある石灰華段丘からなる丘陵地。2世紀頃、ヒエラポリスというローマ帝国の都市が存在した。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。
パムッカレとは、トルコ語で「綿の宮殿」という意味で、昔からこのあたりが良質の綿花の一大生産地であることによる。炭酸カルシウム(石灰)が沈殿して、純白の棚田のような景観を成している。
ヒエラポリス遺跡は、パムッカレの石灰華段丘の一番上にあり、ローマ帝国の温泉保養地として栄えた。ローマ帝国時代にも地震で破壊されるが、その後復興。しかし1354年の大地震で完全に廃墟と化した。ローマ劇場、ローマ浴場などが残る。
トルコデニズリ県