チーフアグルブ像前のガジュマル大樹は、アメリカ合衆国北マリアナ諸島にある無人島マニャガハ島(Mañagaha)にある大樹。
1815年、台風の被害でカロリン諸島が壊滅的なダメージを受けた際に、酋長のチーフアグルブはカロリン諸島の人々と共に安住の地を求めてカロリン諸島を後にした。マリアナ諸島へたどり着いた時に、サイパン島上陸前にマニャガハ島で休憩したと言われている。マニャガハとはカロリアン語で「ちょっと一休み」を意味するという。
ガジュマルの大樹は、その前で写真を撮ると一生神様が守ってくれると言われ、パワースポットとなっている。
マニャガハ島は、サイパン最大のガラパン港の沖にあるため、第二次世界大戦中は、旧日本軍によって軍事要塞化され、「軍艦島」と呼ばれていた。第二次大戦中に使用されていた日本軍の大砲の残骸や防空壕などの、「軍艦島」と呼ばれていた頃の面影を見ることができる。 また、島付近の海中には、戦時中に沈んだ零戦や日本の輸送船がそのまま残っており、沈没船には、魚が集まっていることからダイビングスポットになっている。
アメリカ合衆国北マリアナ諸島マニャガハ島