大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は福島県いわき市にある神社。近くには甲塚古墳がある。式内小社、旧社格は県社。
社伝によれば、桓武天皇の延暦年間、征夷大将軍坂上田村麻呂が勅を奉じて東夷を征伐したとき、当地を通過し一古祠の甚だ荒蕪してあるを見、これをこの地の人に問い、はじめて大国魂神社なるを知り、戦勝を祈り、いくばくもなくして賊平らいだために大社を築造して奉賽されたという。その後延喜式内社となり、当地方の代々の領主たちの崇敬も厚く、江戸時代には内藤氏、安藤氏により神輿の寄進、文書の確定および社殿の造営などが次々になされた。
福島県いわき市平菅波宮前54