大杉神社(おおすぎじんじゃ)は、茨城県稲敷市阿波にある神社である。通称あんばさま。旧社格は郷社で、第二次大戦後、別表神社となった。関東、東北地方に分布する大杉神社の総本社である。
祭神は倭大物主櫛甕玉命(やまとおおものぬしくしみかたまのみこと)および大己貴命、少彦名命である。「大杉」の社名は、境内の大杉を神体としていることによる。
創建は767年(神護景雲元年)と伝えられる。1241年(仁治2年)に京都の今宮神社から大己貴命、少彦名命を勧請し合祀した。江戸時代以降、疱瘡除けや水上交通の神として、関東一円と東北の太平洋側に信仰が広がった。
近隣に所在する日本中央競馬会美浦トレーニングセンター関係者が、一年の祈願に訪れるという。「勝ち馬守り」という珍しい御守もある。境内社に勝馬神社がある。
茨城県稲敷市阿波958