藤崎台のクスノキ群は、熊本県熊本市の県立美術館西側、藤崎台県営野球場近くにある楠群。
かつてここにあった藤崎八旛宮の名残で、7本のうちの数本は芝生の外野席に日陰をつくり、夏に外野で野球を見る人に心地よい場所を提供する。
大きいもので幹囲12m、樹高28m、樹齢約1000年、小さいものでも幹囲7m、樹高20m、樹齢約400年。これだけの巨樹が群生しているのは珍しく、1924年(大正13年)12月9日、国の天然記念物に指定された。藤崎台県営野球場が完成した時、その幹を守るため周囲に保護用の金網が設けられた。
なお、枝の一部がフィールド内にせり出しているため、プロ野球公式戦では打球が枝に接触してフィールドへ跳ね返った場合はボールインプレイ(試合続行球)として、打球が枝に挟まった場合は本塁打として扱っている。
熊本県熊本市宮内