焼津神社(やいづじんじゃ)は、静岡県焼津市焼津にある神社である。式内社で、旧社格は県社。第二次世界大戦後に神社本庁別表神社に加えられた。旧称入江大明神(いりえだいみょうじん)。
日本神話における日本武尊の東征のとき、この地の国造が謀って日本武尊のいる野原に火を放ち、日本武尊は天叢雲剣で周囲の草を薙ぎ向火を放って難を逃れたという地であると伝える。主祭神は日本武尊で、配祀神の吉備武彦命、大伴武日連命、七束脛命は東征に付き随った家臣である。神体は「火石」と「水石」であると伝えられる。伝承によれば、日本武尊が水石と火石を投げた所、1つが当社、もう1つが熱田神宮に落ちたという。
8月13日の例祭では、2基の神輿が激しくもみあい、「東海一の荒祭」と言われる。例祭前日には、その年に生まれた子供を抱いてくるくる転がし無事成長を願う「神ころがし」の神事が行われる。
静岡県焼津市焼津2-7-2