池宮神社は、静岡県御前崎市佐倉にある神社。桜ケ池のほとりに位置する。
敏達天皇13年(584年)の創建とされるが、当時より桜ヶ池は神格化され、池そのものを拝んでいたとされる。神殿の造営は、長保3年(1001年)佐倉氏の祖、源信栄の手によりなされ、その後栄枯盛衰激しく、江戸時代神官信盛が再興し現在に至る。
桜ケ池には、平安末期、比叡山の名僧円阿闍梨が、末法思想に悩む一般大衆を救済するには56億7千万年後の弥勒菩薩の出現を待つほかなしと、身を龍と化し桜ヶ池に入定され、その後高弟法然上人が恩師の供養をされたという伝説がある。
静岡県御前崎市佐倉5162