菅山寺(かんざんじ)滋賀県長浜市の大箕山(だいき)山中にある真言宗豊山派寺院。奈良時代、孝謙天皇の勅を受けた照檀上人が開山、龍頭大箕寺と称し、平安前期に菅原道真が宇多天皇の勅使として入山、3院49坊を建てて大箕山菅山寺と改名した。
山門の左右には、菅原道真御手植えと伝えられる樹齢千余年の欅がそびえる。樹高15m、20m、幹周6.2m、5.8m。道真公が45歳の時に植えられたという。
鬱蒼と茂る樹林の間に本堂、護摩堂、経堂、鐘楼などが建ち並び、鎌倉中期の作銘を持つ銅鐘は大正15年(1926)国の重要文化財に指定されている。
言い伝えによると、天女が産んだ男子を寺で養育していたが、それが菅原道真その人であるという。境内の近江天満宮には、道真の自作と伝わる像が祀られてる。
滋賀県長浜市木之本町大見