赤水の岩堂磨崖仏(赤水岩堂観音磨崖仏)は、鹿児島県霧島市横川町下ノ赤水の山中崖下にある南北朝時代の磨崖仏である。天降川上流の深い渓谷にある傾斜角約80度の凝灰岩の山肌に彫られている。
地上1.6mの所を底辺として高さ1.4m、幅3.5m、奥行き0.455mをくり抜いて、中に来迎形(らいごうがた)弥陀三尊(みださんぞん)をレリ-フ状に掘り出してある。
鹿児島県の磨涯仏としては、鹿児島市の清泉寺跡、川辺の磨崖仏群に次ぐ古さで、造形的に鎌倉期の様式を残している。
鹿児島県霧島市横川町下ノ3804
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