針尾送信所(はりおそうしんじょ)は、長崎県佐世保市の針尾島にある海上保安庁の無線送信所である。巨大な3本のコンクリート製の電波塔、針尾無線塔がある。
針尾送信所の象徴である電波塔の高さは、1号及び2号塔が135m、3号塔が137mで、3本の配置は約300m間隔の正三角形となっている。
その姿は遠方などからも確認できるほど壮大である。
日本海軍佐世保鎮守府隷下の無線送信所として、1918年(大正7年)11月に着工、1922年(大正11年)に完成した。総工費は当時で155万円という。竣工日は1号電波塔から順に4月30日、5月30日、7月31日。
太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を送信した電波塔として広報されることが多いが、この暗号を真珠湾攻撃部隊に向けて送信したのは千葉県船橋市の船橋送信所である。
最近になって、なぜか恋愛成就のスポットとして話題になっている。
長崎県佐世保市針尾中町750