三篠神社は、広島県広島市西区の神社。旧称を黒皇神社(くろおうじんじゃ)という。
栄禄年間(1558-70)にこの近在の別府の地の住人が五穀豊穣を願って大年大明神を創祀した祠を作ったことに始まる。
昭和20年8月6日、原子爆弾のため社殿と樹齢300年に及ぶ境内木を焼失した。
御神体は災禍を免れたので、熊野神社跡の御旅所に遷御し、昭和29年拝殿を造営して御神体を帰し、昭和48年には山手鎮座の天神社を合祀し現在に至る。
参道入り口から鳥居までの敷石は、原子爆弾により被爆した広島信用金庫横川支店(俊工事三篠信用組合本部事務所爆心地から1.7km)の敷石を移したもの。
また、境内にある楠は、爆心地から1850mで被爆した被爆樹木である。個人宅にあったものがここに移植された。
広島県広島市西区三篠町1丁目11-5