日金山東光寺は、静岡県熱海市伊豆山の寺院。
応神天皇二年(271年)伊豆山の浜辺に、光る不思議な鏡が現れ、西の峰に飛んでいったという伝承が、日金山の由来。同四年(273年)松葉仙人が、この光る不思議な鏡をあがめ、小さな祠を建てて祀ったのが、同寺開山と伝えられる。
伊豆地方の死者の霊魂は、日金山に集まるといい伝えられおり、春秋の彼岸に日金山に登ると、通行人の中に、会いたい人の後ろ姿を見ることができると言われている。
天正10年12月、朝比奈弥太郎が、家康の命をうけ韮山の北条氏規を訪ねるため、十国峠を越え日金の山を下る途中、六尺豊かな大男に出会い、その男が亡者を迎える鬼であったという話が伝えられている。
静岡県熱海市伊豆山968