溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)は鹿児島県曽於市財部町下財部にある霧島山系の地下水の浸食作用によってできた地下洞穴。入り口の広さが13.8m、高さ8.6mで、全長が224m。
はじめ凝灰岩の小さな割れ目に沿ってにじみでた地下水が下降の途中、岩石の一部も溶解して運び去り、割れ目が流水の浸食作用で次第に大きくなって、徐々に空洞が拡大されてできた。縄文時代の住居跡でもある。
この洞穴にちなんだ、奴おどり・刀おどり・棒おどり等が地元の青壮年や小学生によって踊り継がれている。県指定天然記念物。
鹿児島県曽於市財部町下財部