宮崎神宮(みやざきじんぐう)は、宮崎県宮崎市神宮にある神社である。
神日本磐余彦尊(神武天皇)を主祭神とし、父神鸕鷀草葺不合尊と母神玉依姫命の2柱を配祀する。
社伝によれば、鎮座地は神武天皇が東征以前に宮を営んだ地で、後に九州に下向してきた皇孫の建磐龍命(阿蘇神社の祭神)がその縁に因んで創祀したといい、崇神天皇の時代に初めて社殿が創建され、景行天皇の熊襲征討に際して重ねて造営がなされ、更に応神天皇の時代からは『国造本紀』に載せる日向国造の祖、老男命(おいおのみこと)が祀るようになったと伝える。
4月3日には神武天皇祭が営まれ、神事流鏑馬を行う。
例祭後の土・日曜日に宮崎神宮大祭(御神幸祭)が行われ、当宮から瀬頭と大淀の御旅所(隔年で交替)まで、神輿を中心にシャンシャン馬や稚児行列が練り歩く。
宮崎神宮のオオシラフジは、同種の中では日本最大のもので、天然記念物に指定されている。明治40年に当時の宮崎町長が移植したもので、幹が二つに分かれ、根周り2.95m、樹高は約6.35m、樹齢は平成初年時点(20世紀末)で約600年とも200年ともされる。
宮崎県宮崎市神宮二丁目4-1