恋し浜駅(こいしはまえき)は、岩手県大船渡市三陸町綾里字小石浜にある三陸鉄道南リアス線の駅である。
1985年(昭和60年)10月16日に、三陸鉄道で当時一番新しい駅として小石浜駅の名称で開業。2009年(平成21年)7月20日に地元の小石浜地区で2003年(平成15年)から直販されているホタテブランドである「恋し浜」の知名度向上を狙う漁業側とロマンティックな駅名で集客向上を狙う鉄道側の考えが一致し、恋愛成就の地として駅名を恋し浜に変更。藍色の背景に「愛の磯辺 恋し浜」と書かれた駅名標が設置された。また新たな名物として同日から駅待合室にホタテ貝を絵馬として吊るす、「ホタテ貝の絵馬掛け」が行われている。
2010年(平成22年)11月13日には、かつての観光案内看板の枠を利用して設置した「幸せの鐘」の除幕式が三陸鉄道社長と大船渡市長の出席で行われた。鐘の周囲はバラの新品種「恋し浜」、きらめく星、翼をもつ天使をモチーフとしたステンレス製の透かし彫りでできている。
恋の願いが叶う場所として有名な恋愛スポットとなり、カップル以外にも恋愛成就を祈願するために訪れる人も多い。
岩手県大船渡市三陸町綾里小石浜123