欣浄寺(ごんじょうじ)は 三重県伊勢市一之木にある、浄土宗の寺院である。法然の25札所第12番。
法然43歳にして、伊勢神宮に参詣する。その時日輪の中に、黄金の阿弥陀の名号が現れ、まばゆいばかりの光明をはなったという。開山当寺は一之木にあったが大火で越坂に移転、明治の廃仏毀釈で廃寺となる。明治15年(1882年)に倭町に再建され、大正6年(1917年)に現在地に改築移転した。
法然の作と伝えられる法然上人満月の像は、大阪の専念寺にあったが、天正19年に専念寺の頂誉が、伊勢の欣浄寺へ、像を送るべしとの夢のお告げを受けた。そこで頂誉は弟子の西運に命じて、像を欣浄寺へ送り届けさせた。
三重県伊勢市一之木2丁目67