サン=ドニ大聖堂(仏語:Basilique de Saint-Denis もしくは単に Basilique Saint-Denis)は、歴代フランス君主の埋葬地となった教会堂。1966年よりカトリックのサン=ドニ司教座が置かれている。パリ北側の郊外に位置するサン=ドニにある。
この教会堂の由来として広く知られているのは、フランスの守護聖人である聖ドニ(サン・ドニ)の逸話である。伝説によると聖ドニはモンマルトルで斬首されたが、首を刎ねられてもすぐには絶命せず、自分の首を持ってパリ郊外のこの地まで歩き、そこで倒れて絶命したとされる。以後そこがサン=ドニと呼ばれることとなり、教会堂が建てられたのが、現在のサン=ドニ大聖堂の始まりである。またフランク王国のダゴベルト1世(628年 - 637年統治)は、ベネディクト派の修道院サン=ドニ修道院を創立した。
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