田村神社(たむらじんじゃ)は、香川県高松市一宮町にある神社。讃岐国の一宮である。別称は一宮神社・定水(さだみず)大明神・田村大明神。
御祭神は倭迹迹日百襲姫命 (倭迹迹日百襲姫命)五十狭芹彦命 (いさせりひこのみこと)、猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ)、天隠山命 (あめのかぐやまのみこと)、天五田根命 (あめのいたねのみこと)の5柱で、「田村大神」と総称される。
一帯は湧水地であり、社伝によれば、はじめは現在の奥殿の下にある定水井(さだみずのい)という井戸にいかだを浮かべて、その上に神を祀っていたが、和銅2年(709年)に行基によって社殿が創建されたという。水神信仰を基盤とした神社である。
讃岐国内では名神大社三社の一社に数えられ、讃岐国の一宮として崇敬された。また、現在に伝わる神宝は「田村神社古神宝類」として国の重要文化財に指定されている。
境内には、海軍少年飛行兵之碑・海外開拓者殉難之碑などの鎮魂のための石碑や、桃太郎話に仮託した犬・猿・雉と吉備津彦・倭迹迹日百襲姫命や讃岐七福神の石像など、多くの石造物が設けられている。
香川県高松市一宮町286番地