玉佛寺は上海の寺院。2体の玉仏が安置されている。
開祖は浙江省普陀山の僧、慧根上人である。慧根上人は中国四大仏教名山の五台山(現四川省内)、峨眉山(現山西省内)を巡り、四川からチベットに出てミャンマーに向かった。ここで美しい玉が豊富に産出されることを知り、またその仏像彫刻の素晴らしさにも感銘をうけ、ミャンマー王の許可の下、華僑である陳君普の援助に助けられ、大小5つの玉仏を手に入れた。普陀山に帰る途中上海に立ち寄った上人は、当時貧しかった上海民衆のために座仏・臥仏各1体を残し、これが玉仏寺の始まりとなった。
中国上海市