多度大社(たどたいしゃ)は、三重県桑名市多度町にある神社である。式内社(名神大)で、旧社格は国幣大社。
天津彦根命(天照大神の第3子)を主祭神とする。天津彦根命は当地の豪族・桑名首(くわなのおびと)の祖神である。天津彦根命が天照大神の御子神であることや参詣のための街道沿いにあることから伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われた。また俗に、北伊勢大神宮・多度大神宮などとも云われた。境内には天津彦根命の子である天目一箇命を祀る別宮・一目連神社があり、本宮とともに「多度両宮」と称される。
「北伊勢大神宮」とも呼ばれる。武者姿の少年が騎乗した馬が一気に駆け上る「上げ馬神事」でも知られる。
女性特有の病にご利益があり、穴の開いた石をお供えするとよいという。
三重県桑名市多度町多度1681