田代島(たしろじま)は、三陸海岸南端を構成する牡鹿半島の先端近く、宮城県・仙台湾(石巻湾)に浮かぶ有人島の1つ。「ネコの島」として知られる。
島民の多くは漁師、あるいはその家族である。島のほぼ中央に猫神社があり、島の漁師にとって大漁の守護神である「猫神様」が祀られている。そのため、猫がとても大事にされ、島内で自然繁殖しており、既に島民よりも個体数が上回っている。
その昔に、誤ってネコを死なせてしまった漁師が手厚く葬ったところ、大漁が続き、海難事故もなくなったという。以来、島では猫は大切にされ江戸時代には、猫神社が建立されネコは神として祭られることとなった。
また、田代島ではかつて養蚕が行われていたため、カイコの天敵であるネズミを駆除してくれるネコが飼われており、島民から大事にされていた。
宮城県石巻市田代浜内山58