知林ヶ島(ちりんがしま)は、鹿児島県指宿市にある島である。
3月から10月頃にかけて、干潮時に長さ約800 mの砂州が出現し、大人の足であれば片道20分ほどで歩いて渡ることができる。砂州の出現時間は最大4時間ほどで、市の統計によれば1時間以上出現する日は年間190日、2時間以上出現する日は86日である[1]。この砂州は、台風が襲来した後には流されてしまい、しばらくの間出現しなくなることがあるが、潮流により砂が運ばれてくることにより回復する。
砂州が「架け橋」や「きずな」を想起させることから、縁結びの島としても知られ、指宿青年会議所では「知林ヶ島に愛はあるか?」と題した男女の出会いイベントを2000年(平成12年)から6-7月に開催している。
知林ヶ島に渡る砂州の手前に「願石」という石が祀られている。
鹿児島県指宿市西方