達谷窟(たっこくのいわや)は、岩手県西磐井郡平泉町に所在する毘沙門天をまつった堂。平泉の南西約6キロメートルに位置する。
延暦20年(801年)、征夷大将軍であった坂上田村麻呂が、ここを拠点としていた蝦夷を討伐した記念として建てた。正式には、達谷窟毘沙門堂。
東西約150メートル、最大標高差およそ35メートルの岸壁下方に窟毘沙門堂があり、その西側の岸壁上部に大日如来あるいは阿弥陀如来といわれる大きな磨崖仏が刻まれている。
蝦蟆ヶ池(がまがいけ)辨天堂は神の池とされ、古来からこの池に棲むものは辨天様のお使いであるとして殺生が禁じられ、特に蛇は大事にされている。かつて貧乏をもたらす貪欲神が化けていた浮島を、慈覚大師が捕えてこの毘沙門堂の前に持ってきてお堂を建てたという。
金運アップおよび縁切りのパワースポットとして知られる。
岩手県西磐井郡平泉町平泉北沢16