赤穴八幡宮は、島根県飯石郡飯南町の神社。
かつて松尾神社として創建されたが、赤穴荘が石清水八幡宮の荘園になるにあたって、その別宮がおかれ八幡宮となった。尼子氏が出雲全域を統一して以来、代々国守の祈願所として崇敬深く、飯石郡南部17か村の総社として明治に至った。
重要文化財の寄木造り八幡神坐像等三体がある。
社叢には、スギ、ウラジロモミ、クマシデ、ケヤキ、ヤブツバキ、イチョウなどの大木や古木が林立し、樹間の下草は、シオデ、トチバニンジン、ウバユリ、マムシグサ、フタリシズカのほか沢山の種類が自生している。
この社叢には、スギの幹をイチョウの枝が貫いた連理があり、町の天然記念物に指定されている。また、本殿のすぐ後ろには樹齢千年といわれる夫婦杉がある。
例祭(11月1日~3日)には、氏子によってはやしこが奉納される。
島根県飯石郡飯南町上赤名