安国寺(あんこくじ)は、長崎県壱岐郡芦辺町のの寺院。
元寇の乱以降、暦応元年(1339年)に足利尊氏が、死者の冥福と天下の安泰を祈るために、全国六十六州と壱岐、対馬の両島に一寺一塔の寺塔建立を命じたうちの一つ。財政的に苦しかった壱岐では、既存の海印寺という寺を拡張して今の安国寺を造ったと云われる。
安国寺宝物展示館があり、国指定重要文化財である「高麗版大般若経」を展示していたが、1994年に「高麗版大般若経」は韓国の窃盗団により盗まれた。
境内には樹齢600年以上と云われる大杉とイチョウの大木がある。
長崎県壱岐市芦辺町深江栄触546