松尾観音寺は、三重県伊勢市の寺院。奈良時代の高僧行基による開基と伝わる古刹で、既成宗派に属さず檀家ももたない祈願寺。山号は龍池山。
応永十年(1403年)旧暦の5月4日に本堂が火災で燃えた時、本堂裏の二つ池から2体の竜が現れ、雄竜が炎の中に飛び込み十一面観世音菩薩を体で巻き付けて救い、雌竜が何度も池の水を吹きかけ消火した、という伝説をがある。
近年、張り替えた本堂床板に「竜」が現れ、パワースポットとして話題になっている。幅10センチのケヤキ板2枚にまたがり、木の節が目と鼻、うろこに見える。「なでると幸せになれる」と言われている。
本尊の十一面観音は日本最古の厄除観音として篤い信仰を集める。
3月の初午大祭が有名。
三重県伊勢市楠部町156-6