落立神社(おちたちじんじゃ、おったちじんじゃ)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町の神社。1508年(永正5)に三田井右京大夫右武が再建。安産の神と伝えられる。
参道には沢山の奉納板が並び、元横綱千代の富士の奉納板もある。
古くは若一王子権現社と呼ばれ、神社の社家は神武天皇の兄神、稲飯命(イナヒノミコト)の子孫漆間氏が司っていたといわれる。
「漆間大明神」の御神面「尾迫荒神(おさここうじん)」は室町時代の作といわれている。
境内には「舞開きの石像」がある。夜神楽の中に岩戸開きの神話を表現した「伊勢」「柴引き」「手力雄」「鈿女」「戸取り」「舞開き」という舞があり、その最後の舞「舞開き」はこの世が再び明るさを取り戻した喜びの舞で、両手に月と日を表す鏡を持ち祝い舞う。春の余祝の舞ともいわれる。
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸2573